金曜ドラマ『Tシャツが乾くまで』第3話で、樹生(中島歩)と咲子(蒼井優)が別れを告げた印象的な駅のロケ地は、山梨県都留市にある富士急行線「谷村町駅(やむらまちえき)」です。
今回は、この谷村町駅へのアクセス方法をはじめ、都内でサクッと回れる主要ロケ地情報まで、週末の聖地巡礼に役立つ情報をエンタメライターの視点で徹底網羅しました。
『Tシャツが乾くまで』第3話に登場した駅のロケ地は「谷村町駅」
第3話(2026年7月24日放送)で、樹生が運転するレンタカーから咲子が降り立った静かな駅前。
あのロケ地は、山梨県都留市にある富士急行線の「谷村町駅」です。
【谷村町駅のロケ地情報】
- ロケ地:富士急行線 谷村町駅
- 住所:〒402-0053 山梨県都留市上谷1丁目2
- 登場シーン:第3話で咲子が樹生の車を降りる駅前およびホームの別れ際のシーン
夫・充(松山ケンイチ)と妻・あずさ(夏帆)の秘密を追いかけ、二人が高速道路を走ったロードムービーのような第3話。
その旅路の終着点として描かれたのが、この谷村町駅でした。
どこかノスタルジックで静寂に包まれたローカル駅の佇まいが、同じ痛みを共有する「同士」から、もしかすると配偶者に裏切られていたかもしれない「共犯者」へと変わりゆく二人の微妙な空気感を完璧に演出していましたね。
個人的には、この別れ際のシーンに都心のターミナル駅ではなく、あえて地方のローカル駅を持ってきた演出チームのセンスに痺れました。
都会の喧騒から物理的に離れた場所だからこそ、二人の間に漂う孤独感や、言葉を交わさずとも通じ合う独特の緊張感がより際立っていたように感じます。
ロケ地「谷村町駅」へのアクセスと富士急行線の楽しみ方
ドラマの余韻に浸るため、週末に谷村町駅へ聖地巡礼に行ってみたい!という方に向けて、詳しいアクセス方法と周辺の楽しみ方を整理しておきます。
【利用路線】
- 富士山麓電気鉄道 富士急行線(大月駅〜河口湖駅を結ぶローカル線)
【主要駅からのアクセス方法】
- 電車でのアクセス(新宿駅から)
JR中央線の特急(あずさ・かいじ等)で「大月駅」まで向かいます(約1時間)。大月駅で「富士急行線」に乗り換え、約15分〜20分で「谷村町駅」に到着します。乗り換えを含めても、新宿からトータル約1時間半〜2時間弱の道のりです。
- 車でのアクセス
中央自動車道「都留IC」から車で約5分程度。ドラマの咲子と樹生のように、都内からドライブがてら向かうのもおすすめです。
都心からでも、週末の日帰り旅行にちょうどいい距離感です。
富士急行線は、富士山の雄大な景色を車窓から眺めながらのんびりと進む魅力的な路線。
「フジサン特急」や「富士山ビュー特急」など個性豊かな車両も走っており、鉄道ファンならずともテンションが上がります。
ガタゴトと揺れるローカル線の旅を楽しみつつ、ドラマのヒリヒリした展開を反芻しながら谷村町駅のホームに立てば、どっぷりと作品の世界観に浸れるはずです。
谷村町駅周辺のプチ観光情報
せっかく山梨まで足を運ぶなら、周辺の散策も楽しみたいところ。
谷村町駅のある都留市は、富士山の湧水が豊富な自然豊かなエリアです。
駅近くには「ミュージアム都留」があり、地域の歴史や文化に触れることができます。
また、車で少し足を伸ばせば、第3話で二人が立ち寄った「談合坂サービスエリア」で名物のカレーパンを味わうことも可能です。
ロケ地巡りと合わせて、小旅行としての「最高の暇つぶし」を満喫してみてはいかがでしょうか。

駅チカで巡れる!『Tシャツが乾くまで』都内の主要ロケ地まとめ
谷村町駅や長野県のロケ地は少し遠いな……という方のために、ここからは「都内の駅から徒歩でアクセスできる主要ロケ地」をピックアップしてご紹介します。
週末の空き時間や仕事帰りに、ふらっと立ち寄れる場所ばかりを厳選しました。
1. 咲子の職場「マリシア」編集部(日本ヴォーグ社)
咲子(蒼井優)が勤める出版社のオフィスや、樹生がタバコを吸いながら物思いに耽っていた屋上のシーンは、中野区にある実際の企業ビルで撮影されています。
- ロケ地:日本ヴォーグ社 ヴォーグビル
- 住所:東京都中野区弥生町5丁目6−11
- 最寄り駅とアクセス:東京メトロ丸ノ内線「中野富士見町駅」から徒歩7分
手芸やクラフト関連の出版を行っている実在の企業ビルです。
洗練されたエントランスやオフィス空間は、ドラマのロケ地として頻繁に使用される定番スポットとなっています。
オフィス内のシーンは、リアルな職場の空気がそのまま映像にパッケージされていますよね。
2. あずさが働く「古書 上々堂」(古書 上々堂)
宮内幸次(リリー・フランキー)が店主を務め、あずさ(夏帆)がパートとして働いていた古書店。
第2話で咲子と樹生が手がかりを求めて訪れた、物語の鍵を握る重要な場所です。
- ロケ地:古書 上々堂
- 住所:東京都三鷹市下連雀4丁目17−5 ウェザーコック三鷹 1F
- 最寄り駅とアクセス:JR中央線・総武線「三鷹駅」南口から徒歩13分
リリー・フランキーさんの絶妙な怪しさと優しさが入り混じる演技が光る、あの趣のある古書店です。
三鷹という文豪の街の雰囲気が、作品のダークで知的なトーンに見事にマッチしています。
駅から少し歩くので、お散歩がてら第2話で二人が歩いた「井の頭恩賜公園」とセットで巡るのがおすすめです。
3. 咲子と樹生が出会った「コインランドリー」
本作の象徴的な場所であり、二人が奇妙な連帯を深め、そして疑惑が確信へと変わっていく密室空間です。
- ロケ地:ランドリープレス六郷水門店
- 住所:東京都大田区南六郷2丁目33−12 セレーノ水門通り 1F
- 最寄り駅とアクセス:京急本線「雑色駅」から徒歩11分
最新鋭の設備を備えた24時間営業のコインランドリー。
洗濯物がグルグルと回る機械音だけが響く中での、蒼井優さんと中島歩さんのヒリつくような会話劇。
あの緊張感は、生活感と無機質さが同居するこの場所ならではのものでしょう。
深夜の青白い蛍光灯の光が、二人の心情を代弁しているかのような照明演出も秀逸です。
4. 充がオーナーを務める「喫茶店 ひこうき」の外観
第2話で、咲子と樹生が矢野直人(高橋文哉)に充のことを聞きに来た喫茶店の外観です。
- ロケ地:信和ビル(1FはEry’s Cafe)
- 住所:東京都北区赤羽2丁目24−1
- 最寄り駅とアクセス:JR「赤羽駅」東口から徒歩8分
下町情緒あふれる赤羽の街角にある、おしゃれなカフェの外観が使用されています。
周辺には活気ある商店街やディープな飲み屋街が広がっています。
ロケ地巡りの後に、赤羽のグルメを堪能するのも一興です。
5. 咲子と千鶴が飲んでいた居酒屋
第2話で、咲子が大井田千鶴(臼田あさ美)と食事をしながら本音をこぼしていた居酒屋です。
- ロケ地:炭焼き権八 桜新町
- 住所:東京都世田谷区桜新町2丁目9−2 TNKビル 2F
- 最寄り駅とアクセス:東急田園都市線「桜新町駅」から徒歩1分
駅から徒歩1分という超好アクセス!
備長炭で焼き上げる串焼きが名物の実在する人気店です。
ドラマの考察を語り合いながら串焼きを頬張るなんて、最高の休日の過ごし方になりそうですね。

地方と都内・ロケ地が物語る「距離感」の演出とは?
ここまで各ロケ地とアクセス方法をご紹介してきましたが、ここからは本作の「ロケーション選びの妙」について、筆者なりの考察を深めてみたいと思います。
ドラマ『Tシャツが乾くまで』のロケ地を俯瞰してみると、東京都内の日常的な空間と、長野県や山梨県の地方都市の空間が、非常に意図的に使い分けられていることに気づきます。
第1話で描かれた凄惨な高速バスの転落事故。
その舞台となったのは、埼玉県秩父市の「雷電廿六木橋」や、長野県伊那市の「伊那中央病院」、そして山梨県の「釜口橋」など、都心から遠く離れた山深いロケーションでした。
そして今回の第3話で二人がたどり着いたのも、山梨県の「谷村町駅」です。
なぜ、わざわざ遠方のローカルエリアが重要な転換点として選ばれているのでしょうか。
一視聴者としての解釈ですが、これは登場人物たちの「日常からの断絶」と「心理的な距離感」を視覚的に表現しているのではないかと考えられます。
東京での生活圏(コインランドリー、職場、古書店)は、夫や妻が「生きていた頃の嘘と秘密」がべっとりと潜む、抜け出せない泥沼のような日常です。
一方、長野や山梨といった遠方の地は、事故という「非日常」が起きた場所。
残された二人が現実と向き合うための一種の異界として機能しているように見えます。
レンタカーで中央自動車道を走り、都会のビル群から抜け出して谷村町駅で別れる。
この物理的な移動距離そのものが、咲子と樹生が抱える「配偶者の裏切りという重い事実」を受け入れるための、心理的な旅路を表現しているのではないでしょうか。
東京の密集したロケーションの中では描ききれない、圧倒的な孤独と余白が、地方のロケ地には確かに存在しています。
このような空間を使った演出は、優れたサスペンス作品でしばしば用いられますが、本作におけるロケーションと登場人物の心情のリンクは、特筆すべき完成度の高さだと感じます。
今後の展開予測:日常の風景が「恐怖」に変わる瞬間
記事の後半では、今後の展開とロケ地の関連性について、筆者なりの見通しをお伝えします。
本作の最大の魅力は、「見慣れた日常の風景が、疑心暗鬼によって全く違って見えてくる恐怖と切なさ」にあると言っていいでしょう。
脚本を手がける生方美久さんは、何気ない会話や日常の動作の中に、とんでもない伏線を隠すのが非常に巧みです。
例えば、普段ならただの生活インフラである「コインランドリー」が、あずさと充が密会していたかもしれない場所だと分かった瞬間、息が詰まるような密室空間に変わってしまいました。
この法則に従えば、今後は「すでに登場している都内のロケ地」が、過去の回想シーンとして再登場する際に、全く違う意味を持って立ち上がってくる可能性が高いと考えられます。
たとえば、あずさのパート先である「古書 上々堂」。
あそこにはまだ、店主の宮内しか知らない決定的な秘密が眠っているような気がしてなりません。
古書の並ぶ薄暗い店内は、秘密を隠すにはうってつけの場所です。
また、充のスマートフォンを修理に出した「iPhone修理アイサポ 新宿本店」での出来事も、今後の人間関係を根本から揺るがす大きな爆弾のスイッチになる予感がしています。
パスコードが解除された時、あのデジタルな空間がどのような地獄の入り口に変わるのか、想像するだけで背筋が凍りますね。
私たち視聴者は、彼らが歩く見慣れた東京の街角や、少し足を伸ばした地方の駅の風景を通して、人間の心の奥底にある「誰にも言えない秘密」を覗き見している感覚に陥るのです。
サスペンスでありながら、喪失と再生を描く深い人間ドラマでもある『Tシャツが乾くまで』。
蒼井優さんや中島歩さんをはじめとするキャスト陣の繊細な演技と、それを引き立てる計算し尽くされたロケーション。
ロケ地の一つ一つが、登場人物の感情を代弁する無言のキャラクターとして機能している点に注目すると、これからの放送を何倍も深く楽しむことができるはずです。
ロケ地巡り(聖地巡礼)を楽しむためのマナーと注意点
ここで、実際にロケ地へ足を運ぼうと考えている方へ、大切なことをお伝えしておきます。
ドラマの世界観をリアルに体感できるロケ地巡りは、ファンにとって至福の時間ですが、多くの場所は一般の方々が生活や仕事をしている実在の空間です。
- 営業の妨げにならないようにする:店舗や施設を訪れる際は、一般のお客様やスタッフの方の迷惑にならないよう、混雑時を避けるなどの配慮をお願いします。
- 写真撮影のルールを守る:店内や敷地内の撮影は、必ず許可を取ってから行いましょう。他のお客様の顔が写り込まないよう注意することも重要です。
- 私有地には立ち入らない:外観のみ使用されているロケ地の場合、無断で私有地やマンションの敷地内に立ち入ることは絶対にやめましょう。
最低限のマナーを守って、お互いに気持ちよく「最高の暇つぶし」を満喫したいですね。
まとめ
今回は、ドラマ『Tシャツが乾くまで』で話題となった第3話の駅ロケ地と、主要な撮影スポットのアクセス方法についてまとめました。
記事の要点は以下の通りです。
- 第3話で咲子が降りた駅は、山梨県都留市の富士急行線「谷村町駅」。
- 谷村町駅へは新宿から特急と乗り換えで約1時間半〜2時間弱でアクセス可能。
- 出版社や古書店、居酒屋など、都内の駅チカで徒歩圏内のロケ地も多数存在。
- 地方のロケ地は、登場人物の「日常からの断絶」と「孤独な心理の旅路」を視覚的に表現していると考えられる。
休日に家でじっくりドラマを見返すのも最高ですが、天気の良い週末には、ちょっと足を伸ばしてロケ地を訪れてみるのもおすすめです。
実際にその場に立ち、咲子や樹生がどんな景色を見ていたのかを体感すると、作品への没入感が桁違いに跳ね上がりますよ!
筆者も次の週末は、谷村町駅のノスタルジックな空気を吸いに、富士急行線に揺られてこようと計画中です。
よくある質問
Q1. ドラマのメイン舞台であるコインランドリーは実際に洗濯できる場所ですか?
はい。ロケ地となっている「ランドリープレス六郷水門店」は、大田区に実在する24時間営業のコインランドリーです。ドラマ同様、実際に最新鋭の設備で洗濯・乾燥を利用することができます。
Q2. 咲子と樹生がレンタカーを借りたのはどこのお店ですか?
第3話で二人が訪れたレンタカー店は、東京都立川市にある「スカイレンタカー西武立川店」がロケ地として使用されています(西武立川駅から徒歩約17分)。
Q3. 「谷村町駅」には駐車場はありますか?
谷村町駅周辺には大規模な駐車場はありません。車で訪れる場合は、近隣のコインパーキング等を利用するか、都留IC付近の施設に駐車してアクセスすることをおすすめします。周辺の交通ルールを守って巡礼をお楽しみください。


